吉田輝星の黒星で天秤にかけられた斎藤佑樹の命運


吉田輝星が初黒星で斎藤佑樹は ここを好機と捉えなければ終わる - livedoor
現在、二軍で投げている日本ハム・斎藤佑樹についてリアルライブが報じた。先発としての経験値なら、吉田輝星よりも「上」だと筆者は指摘している。斎藤には、吉田が23日 ...
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斎藤 佑樹(さいとう ゆうき、1988年6月6日 - )は、群馬県太田市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズに所属。 群馬県太田市出身。漫画『MAJOR』を愛読し、太田市立生品小学校在籍中は地元学童野球チーム「生品チャンピオンズ」に一年時から在籍し主将を務める。太田市立
59キロバイト (8,759 語) - 2019年6月12日 (水) 12:06



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斎藤佑樹はもう厳しいのかなぁ。それはそれで寂しい

 吉田輝星の5失点途中降板をチャンスと捉えなければ、ファンも「終わった」と解釈するだろう。

 ドライチルーキーがプロ2度目の先発マウンドを踏んだが、初黒星を喫した(6月23日)。初回、味方打線が2点を取ってくれたが、いきなり、炎上。3回5失点で降板となった。試合後、栗山英樹監督(58)は「全てが勉強なので」と言い、難しい表情を浮かべるだけ。次回の吉田の登板について質問されると、「しっかり考える」とのこと。

 次回の登板があるのかどうかも分からない状況だ。

 「開幕から先発ローテーションを守ってきた上沢直之が、左膝を骨折するアクシデントに見舞われました。全治5か月とのことなので、その穴を埋める先発要員が必要です。もう1回、吉田を投げさせるのか、それとも、別の誰かをテストするのか、迷っているのでしょう」(プロ野球解説者)

 登板前日、吉田は「調整がしっかりできている」と語っていた。トーナメント方式の高校野球とは異なるペナントレースのローテーション制、そのための準備は整えていた。プロの世界は甘くなかったというわけだ。栗山監督の言う「全てが勉強」には、調整の難しさも指していたのだろう。

 上沢の抜けた穴を、「勉強」の吉田か、それとも、別投手か…。言葉は悪いが、吉田のしくじりを好機と捉えてほしいのが、9年目の斎藤佑樹(31)だ。

 斎藤佑樹5月11日に一軍登録を抹消されて以来、二軍戦でも中継ぎ登板をしている。「投げられるのなら、どこでもいい」の心境だろうが、先発としての経験値なら、吉田よりも「上」だ。上沢の故障に吉田のしくじりが重なった今、栗山監督の考える選択肢に斎藤の名前もあるのではないだろうか。

 こんな予想もできなくはない。

 吉田が初黒星を喫した日、日本ハム二軍で先発登板していたのが、今年28歳を迎える中村勝だ。中村も将来を嘱望されていたが、故障などもあり、苦しんでいる。同日の中村は敗戦投手になったが、6回を投げて、2失点。その中村を一軍の中6日のローテーションに当てはめれば、他先発投手の登板間隔も変えなくて済むので、スンナリとはまる。

 それに対し、斎藤は22日に1イニングを投げただけだ。打者3人と対戦し、2三振を奪った。

 また、一軍昇格し、チャンスを持っている杉浦稔大(27)、二軍で先発調整を続けた田中豊樹(25)といったところも考えられる。話題性なら、柿木蓮(18)もアリだろう。昨夏の甲子園大会決勝戦で投げ合った吉田のライバルだ。というか、優勝校のエースである。二軍ですでに12試合に登板し、2勝を挙げている(同時点)。吉田のプロ1勝に発奮するものもあるだろう。

 「昨今、斎藤は『吉田についてどう思うか』という記者団の質問を受けるケースも多くなってきました。応援というか、後輩を思いやる発言に徹しています」(前出・同)

 夏の甲子園ヒーロー、炎天下での投球過多。斎藤が吉田に関する質問を受けるのは共通点が多いからだが、ここで「悔しい」と思わなければ、完全にジ・エンドだ。性格かもしれないが、二軍戦で登板する直前、投球練習をしているときの斎藤には、淡々と投げているだけといった印象を受ける。マウンドに上がれば、冷静沈着さは一つの武器だが…。

 栗山監督が「吉田にもう一度」と判断した時、その言葉は斎藤に対して放ったものともなるだろう。(スポーツライター・飯山満)

斎藤佑樹


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